K-TUNES RACING

インタープロトシリーズ第3戦-第4戦 富士スピードウェイ 9月16日・17日

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台風で雨が降り続いたレースウィーク
末長一範は2度目の2位表彰台を獲得

4か月のインターバルを挟んで、久々に第2大会を迎えることとなったインタープロトシリーズ。K-Tunes Racingが挑戦する第3戦、第4戦が、9月16〜17日に開催された。ジェントルマンドライバーを務めるのは、チーム 代表でもある末長一範選手。そして、プロフェッショナルドライバーは昨年のチャンピオン中山雄一選手が務める。 金曜日に行われた専有走行では中山選手がトップタイムをマークし、幸先の良いスタートを切ることになった。しかし台風18号が接近中で、本戦では雨の予報だった。 やはり土曜日は朝からあいにくの雨模様。予選はウェットコンディションで争われた。 末長選手は、慎重にコンディションを確認しながらの走行開始しアタックへ、というタイミングでクラッシュ車両があり、タイム計測の前に赤旗中断となる。残り10分間の予選、いったん冷えてしまったタイヤに熱を再び入れて、入念に準備を整えた周にTGRコーナーでコースアウト。残り時間はあまりに少なく、納得のいく走行ができずに予選が終了。ジェントルマンクラス3番手から、第3戦決勝レースに挑む。 続いてプロフェッショナルクラスの予選に挑んだ中山選手は、最初のアタックラップではトップに立った中山選手ながら、それからの2周はタイムを短縮できず。いったんクールダウンを行なった後、最後の周にようやく短縮を果たして3番手に。

土曜日に行われたジェントルマンクラスの第3戦決勝レースも、やはり雨だった。予選よりも雨足が強くなっていたこともあり、セーフティカースタートでの開始となる。3周に渡るセースティカーでの先導の間、その間にタイヤに熱をしっかり加えたことが功を奏することとなる。3番手をキープしてレースが始まったが、5周目にトップの車両がTGRコーナーでスピン、末長選手は2番手に浮上する。その頃はまだ慎重に走行していたものの、コンディションが確認できるとアクセルをより強く踏み込むように。勢い余って8周目のダンロップコーナーでコースアウトしてしまうも、それほどロスにはならず、2番手をキープ。 トップとは大きく差が広がっていたこともあり、その後はさまざまな走りを末長選手はトライする。ペースは徐々に上がり、ジェントルマンクラスのファステストラップを記録、見事2位表彰台を獲得した。

残念ながら予想どおり日曜日も雨に見舞われ、路面は最初から最後まで一度も乾くことはなかった。ただ、より台風は近づいたが、雨の勢いは弱まっていた。 それでもジェントルマンクラスの第4戦決勝レースもセーフティカースタートでとなった。ジェントルマンクラス2番手からスタートした末長選手は、第3戦と異なり、先行車両との差は大きく広がらず。 だが感触がつかめかけていた矢先に、アクシデントは発生した。6周目に入ったばかりのTGRコーナーで、末長選手はブレーキロックからコースアウト。クラッシュは免れ、レースに復帰しようとしたものの、エンジンが不調に。やむなくリタイアの判断を自ら下すこととなった。 幸いダメージはほとんどなかったものの、気になるのはエンジン不調。入念にチェックを行うとともに、対策を施してプロフェッショナルクラスの決勝を待つ、中山選手にマシンを託す。 第3戦決勝レース、スタートでは後続車両から激しく迫られた中山選手だが、そこは冷静に対処。しっかりガードを固めて逆転を許さず。だが、本調子ではないのは明らかで、最初の3周は前を行く車両に食らいつき、逆転のチャンスを待っていたが、やがて後続の接近を再び許すこととなった。終盤には2番手の車両から離され、8周目のTGRコーナーで1台に逆転を許し、中山選手は4位でフィニッシュすることとなった。 第4戦決勝レースは、4番グリッドからのスタート。フロントローの2台とはやや間隔を広げていたのは、グリーンシグナルの点灯後に鋭く加速するためだ。狙いは的中し、TGRコーナーには4台が横並びで飛び込んでいく。入口でのポジションチェンジはかなわなかった中山選手。しかし、その出口で両脇から挟まれる格好になり接触、その際に足回りにまたしてもダメージが……。 なんとかポジションを守ろうと、5台で形成された集団の真ん中で奮闘を重ねていた中山選手だったが、終盤に差し掛かるとコース上に留まるのも困難な状態に。6周目、7周目に相次いで1台ずつ先行を許し、6位でフィニッシュ。またも悔しい思いだけが残る幕切れとなってしまった。

コメント

<末長一範選手>
第3戦では徐々にペースを上げて行くことができて、いい感触を得られていたのですが、第4戦は、しなくてもいい無理をしてしまったのかな、という印象です。普通に1コーナー(TGRコーナー)でロックして、そのまま行ってしまいました。せめて復帰できればよかったんですが、エンジンが調子悪くなって吹けなくなり、前と同じような症状が出ていたのでレース続行を断念しました。一番やっちゃいけないことをやってしまった感じです。これもレースですね。次の機会に頑張ります。

<中山雄一選手>
最初のレースはあんまりペースが良くなくて、特に後半遅くなってきて一台に抜かれてしまって……。そこまではまぁまぁ、普通だったのですが、次のレースでは1コーナーを曲がったところで挟まれて、その時に足が曲がってしまったようです。2番手、3番手のクルマが争っていてペースが遅かったから、着いていくことができましたが、実際には全然戦えるペースではありませんでした。今週は全体的に、僕も末長選手も流れが悪かったですね。次のレースでは巻き返したいと思います。

公式記録