K-TUNES RACING

OKAYAMA チャレンジカップレース第5戦 N1-86 レース第4戦 岡山国際サーキット

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予選は中山選手の奮闘で、クラストップを獲得
決勝は3位でゴール、待望のランキングトップに躍り出る

岡山トヨペットを母体とするK-Tunes Racingが挑む、岡山国際サーキットが舞台のOKAYAMAチャレンジカップレースのN1-86レースの第4戦が、9月24日に開催された。「AREA86倉敷」をドライブする、チーム代表でもある末長一範選手は、ここまで3戦すべて表彰台に立ち、2H耐久として開催された第2戦は中山雄一選手とペアを組んで優勝。今回はポイントリーダーの檜井保孝選手が他レース出場で欠場のため、僅差で続く末長選手には逆転への絶好の機会となった。
この第4戦も2H耐久としての開催で、もちろんペアを組むのは中山選手。なお今回は、90号車を茨城トヨペットレーシングチームに託しての参戦となっている。

ここまで4戦すべて、好天に恵まれたOKAYAMAチャレンジカップ。7クラス混走の2H耐久の予選は、9時45分から30分間にわたって計測が行われた。最初に「AREA86倉敷」に乗り込んだのは中山選手。34台と多くのエントリーを集めたことから、しっかりクリアラップを取るべく、開始から1分30秒経過したところでピットを離れることとなった。アウトラップともう1周をウォームアップに充てて、しっかりコンディションを整えた中山選手は1分46秒339をマークして、トップに躍り出ることとなった。
続いて走行した末長選手は、なかなかクリアラップが取れず、1分51秒164を記録するに留まったばかりか、ラストアタックでガス欠症状が出る不運も。また、終盤に他クラスの車両が中山選手のタイムを上回ったことから、全体のポールポジションこそ逸したが、N1-86クラスで逆転する者は最後まで現れず,クラストップでフロントローら決勝に挑むことに。なお「茨城トヨペット86」も、2番手につけた。
「雄一くんが頑張ってくれてクラスではトップですし、前回の耐久もトップだったので、そのいい流れを決勝につなげていきたいですね。僕の走りとしては昨日までのいい流れを、引っかかったり、最後にガス欠になったりして、うまく出せなかったんですが、2時間という枠の中でしっかり出していきたいです。」(末長選手)
「直線の速いS2000にポールポジションを奪われたのは悔しいですが、末長さんも確実に進歩しているので、決勝中にもっと速くなってもらって、また優勝したいです。」(中山選手)

決勝レースのフォーメイションラップは、14時5分に開始。今回のスタート担当は末長選手で、最初の30分間を走行した後、交代した中山選手は1時間走行し、最後の30分間を再び末長選手が走行する予定となっていた。
決勝ではクリアスタートが切られたものの、予選ではN1-86勢の後塵を拝していたVITA勢が、軽量ボディを生かしてオープニングラップから早々に猛追を開始したこともあり、混乱を避けるべく順位を落とした末長選手。クラス3番手からの発進に。4周目にはもうひとつ順位を下げるも、トップとは同一周回に納め、またコンスタントに周回を重ねていく。そして、33分間経過した17周目に中山選手と交代する。3分間の停止が義務づけられているため、規定で許された20ℓの給油だけでなく、タイヤも4本交換。それでもポジションキープで中山選手はレースに復帰。まもなく折り返しを迎えようというタイミングで、トップを走行していた「HTP.Maple 86」がガス欠でストップしたこともあり、中山選手は29周目にポジションをひとつ上げることとなった。その後も1分48秒027と自己ベストまで記すことに。
残り30分となった47周目から、再びドライブすることとなった末長選手だが、これは予定どおりであって、予定どおりではなかった。中山選手の走りは燃費にも優れることから、もう数周走れるはずが、ストレート上での前走車に対するパッシングが、中山選手からのピットインの合図だとチームは勘違いしてしまったためだ。そういったハプニングはあったものの、交代後の末長選手のペースは序盤をはるかに上回り、1分50秒981を記すまでに。これにはピットで見守っていた中山選手からも、思わず「よしっ!」との声も。残念ながらポジションアップはならず、3位でのフィニッシュとなった「AREA86倉敷」ながら、これで末長選手は待望のランキングトップに浮上。残すスプリントでの最終戦(11月26日開催)に、檜井選手と2.5ポイント差の勝負をかけることとなった。なお、優勝は「茨城トヨペット86」が獲得、揃って表彰台に立ち、互いの健闘を称えあっていた。

「今日は雄一くんが頑張ってくれましたし、僕も決勝中にいいタイムが出たので、だいぶ慣れてきたと思います。ただ、次のレースでは、これをすぐに出さないといけないですね。これでポイントリーダーになれましたので、最後はスプリントで、しっかりと!」(末長選手)
「前のクルマに対して『気づいてね』とパッシングしていたら、チームの人が反応しちゃって、交代の合図だと思っちゃったようです。決勝は決勝の難しさがあって、タイヤのキャラクターが変わっていたので、アジャストするのに少し時間がかかってしまいました。前回、僕が走った時はまだミディアムだったんですよ。末長さんにはチャンピオン目指して最終戦、頑張っていただきたいと思います。」(中山選手)