K-TUNES RACING

OKAYAMA チャレンジカップレース第4戦 N1-86 レース第3戦 岡山国際サーキット

オカヤマチャレンジカップレース第4戦ktunes オカヤマチャレンジカップレース第4戦ktunes オカヤマチャレンジカップレース第4戦ktunes オカヤマチャレンジカップレース第4戦ktunes オカヤマチャレンジカップレース第4戦ktunes オカヤマチャレンジカップレース第4戦ktunes オカヤマチャレンジカップレース第4戦ktunes

予選ではプロドライバーを相手に3番手を獲得
決勝ではひとつポジションを上げて、2位でフィニッシュ!

岡山トヨペットを母体とするK-Tunes Racingが挑む、岡山国際サーキットが舞台のOKAYAMAチャレンジカップレースのN1-86レースの第3戦が、8月20日に開催された。ここまでの2戦、AREA86倉敷をドライブする、チーム代表でもある末長一範選手は、第1戦で一時トップを走って2位でフィニッシュ。2H耐久として開催された第2戦は中山雄一選手とペアを組んで優勝と、しっかり結果を残している。再び10周のスプリントレースとして争われる第3戦を前にして、ポイントランキングでは2位ながら、トップとの差は0.5ポイントと最僅差につけている。これをシリーズ折り返しのレースで、どう変化させるか注目された。

レースそのものは2DAYイベントながら、土曜日に予選、決勝を行うのは一部のレースだけで、N1-86レースは通常どおり日曜日に予選、決勝が行われる。しかし、末長選手はスケジュールの都合で土曜日の走行ができず。今回からコントロールタイヤがミディアムタイプから、ハードタイプに改められたこともあって、マシンにはセット変更も要するため、阪口良平選手によるチェック走行が行われた。
明けて日曜日の8時55分から、15分間の計測による予選がスタートした。今回のエントリーは第1戦よりも1台増えて4台に。それがGT500にも挑む平川亮選手で、しかも後期型の86を投入してきた。強敵が増えた格好ながら、それでレースが注目されるなら、と末長選手は真っ向から受けて立つ構えを見せていた。その気持ちを表すかのように、コースインは先頭で。
しっかりとクリアラップが取れる状態での走行となった末長選手は、しっかりとタイヤに熱を入れて2周目からアタックを開始。まずは1分51秒955をマークする。しかし、ぶっつけ本番で予選に挑んでいることから、そのままタイムを縮み続けることはできず、2周にわたって52秒台を記した後、ようやく51秒989へとタイムを戻す。1周のクールダウンを経て、ラストアタックでようやく短縮を果たし、51秒951で3番手につけることとなった。
注目の平川選手は2番手で、ポールポジションはその平川選手のスリップストリームを使った檜井保孝選手が、開幕戦に続いて獲得している。
「いきなり予選ということ、以前とはタイヤが違っていることで、乗ってみると若干動きが前とは違ったので、ちょっとそこに戸惑ってしまって。15分ではそのあたりがうまく合わせきれず、難しかったですね。それでも最後にタイムが出せたのは、多少は慣れてきた、感覚がつかめてきた、ということなのでしょう。今までずっとミディアムタイヤだったので、初めてハードタイヤを履いたら、若干クルマがアンダー気味でした。ただ、決勝に向けては、そのあたりを調整して臨みたいと思います。今回、強敵がひとり増えて大変ですけれどもね、このレースも(笑)。いいんじゃないですかね、そうやって盛り上げてくれれば。」(末長選手)

決勝レースのスタート進行は14時40分から開始。スターティンググリッドにはアドバイザーの阪口選手、そして直前のレースで優勝を飾ったばかりの堀田誠選手が激励に訪れる。レッドシグナルの消灯で告げられる、決勝レースのスタートは「やや失敗気味」と末長選手。フロントローに並んだプロのふたりは、さっそくバトルを繰り広げ、末長選手は遅れをとってしまうも、それが少なからず災いした。並んでアトウッドカーブに飛び込んでいく際にABSのトラブルから四輪をロックさせた、平川選手がコースアウトしていたからだ。もし、近づいていたら、何らかの形で巻き込まれていた可能性もなくはない。 これにより、末長選手は2番手に浮上。平川選手はレースに復帰したものの、いったんピットに戻ったことから、周回遅れになっていた。そしてトップの檜井選手は逃げ続けていた一方で、3番手は混走のNゼロ-86勢に封じ込まれて、末長選手との差は広がり続けていた。そこで今後に結びつけられるよう、末長選手は周回を重ねるごと、さまざまな走りを試すように。2周目に記した自己ベストタイムは1分52秒500と、予選タイムからコンマ6秒と遅れず。その後も53秒台から54秒台でコンスタントに走り続け、最後までポジションをキープ。末長選手は2位でチェッカーを受けることとなった。 檜井選手に2勝目を許してしまったことから、ポイントランキングも2位のままで2.5ポイント差となってしまったが、まだまだ逆転は十分可能。9月24日に行われるシリーズ第4戦も2H耐久として開催される。末長選手とAREA86倉敷の活躍を、引き続き期待したい。

「課題の残るスタートでしたね、ちょっと回転数高すぎて。その後すぐ平川選手がコースアウトしてしまったので、今回は練習できず、いきなり予選〜決勝でしたから、いろいろ試して走りました。タイムは安定していましたが、もうちょっと出ても良かったかも。今回は特にハードタイヤが使い慣れていない状況にあるので、後半で苦戦してしまいました。アンダー気味になっていて、曲がらない状態になっていましたから。でも、運にも助けられた2位だと思います。まだまだポイントではいい形だと思いますから、この調子で次のレースも行きたいですね。ただ、次までにこのタイヤにもしっかり慣れて、いろいろ攻略していかないと、とは思いました。」(末長選手)