K-TUNES RACING

2023 Rd.7 Preview入賞率100%のオートポリス
今度こそ今季初の表彰台を

2023シーズンもいよいよ残り2戦、SUPER GTは九州のモータースポーツの聖地オートポリスへ。阿蘇山系の中に位置し、自然の地形を活かしたアップダウンの強いコースレイアウトは、これまでも何度もドラマを生んできた。

K-tunes Racingは2018年にSUPER GT参戦をスタートさせて以来、オートポリスでの入賞率が100%という相性のいいコース。2022年は21番グリッドからのスタートにもかかわらず、8位入賞を果たしているほどだ。それだけに2023年苦闘を続けたシーズンを一気に挽回できる、絶好のチャンスと言っていいだろう。
今回のレースは450km。昨年までは300kmであり、オートポリスでは初めての設定だ。回り込んだ高速コーナーや路面が荒れ気味なこともあり、タイヤにとってとてもハードなコースである。そうなると富士や鈴鹿のように、レース開始後早めにピットインして1度目の給油を行う、いわゆるスプラッシュが使えないかもしれない。(注/現在は5周目以降でないと、有効な給油回数としてカウントされない)

そうなると燃費やタイヤ負担の面から、どうしても均等3分割に近い戦略になってしまうGT3勢の、不利なポイントが減ることになる。これはK-tunes Racingにとってはグッドニュースではある。
ただしオートポリスは難コースということもあるのか、クラッシュシーンが多く、セーフティカーが複数回となるケースも少なくない。さらに山間部に位置するだけに、天候の変化が読みにくいだけでなく、急速だ。戦略通りにレースが運ぶことは少なく、柔軟に戦略を変更することが求められる。
最終戦の前戦ということで、サクセスウエイトはポイント×3kgから、×1.5kgへと半減される。96号車は前戦SUGOで3ポイントを獲得したため、15kgから14kgへとわずか1kg軽量となった。ライバルと目されるのは軽量なGT300(旧JAF-GT)マシンということだろう。例えば昨年のオートポリスで優勝した#52埼玉トヨペットGB GR Supra GTは100kgから75kg、同じダンロップユーザーの#61SUBARU BRZ R&D SPORTは69kgから47kg、ここ数戦は不運続きの#2muta Racing GR86GTは100kgから51kgとなっている。

チャンピオン争いは、残念ながら96号車には可能性が現実的には、ほぼ残されていない。なにしろ2連勝が前提で、なおかつポールポジションをどちらかで獲る必要があるからだ。ポイントリーダーは#52埼玉トヨペットGB GR Supra GTだが、それでも50ポイントであり、リードは10ポイントと混戦となっている。それだけに今回のオートポリスでの結果が、大きく影響することになる。
K-tunes Racingは、現在ドライバーズランキング19位。これは2020年と2022年の16位を下回るワースト記録。何とかワースト記録を更新しないように、まずはオートポリスでのポイント獲得を狙いたい。


(過去データ)
K-tunes Racing オートポリス大会 戦績

2022年 第7戦 AUTOPOLIS GT 300km RACE

2022年10月1日(土)〜2日(日) オートポリス
ドライバー 新田守男選手 / 高木真一選手
公式予選 Q1 B組11位 予選21位
決勝レース 8位 60Laps 優勝した#52に1 Lap遅れ

2021年
第6戦公式予選 5位決勝レース 2位
2020年
開催なし                                        
2019年
第6戦公式予選 8位決勝レース 5位
2018年
第7戦公式予選10位決勝レース1位