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2023 Rd.2 Preview今シーズンを占う重要な450kmレース
新しいダンロップタイヤの進化に注目

波乱と混乱が入り乱れた開幕戦から、わずか2週間。第2戦は、毎年恒例のゴールデンウィーク開催の富士スピードウェイ。シーズンを通じて最も多くのファンが集結する、最もホットなレースとなる。

天候だけでなく、さまざまなトラブルがあった開幕戦だが、第2戦ともなればドライバーも含めてチームの習熟度も上がる。それだけに今回のレースの結果によって今シーズンの勢力図を判断することにもつながる、重要な一戦となる。
K-tunes Racingはウエットコンディションで苦しみ、開幕戦では14位という結果に終わった。マシンも、チームメンバーも、ドライバーも、2022年から不変の体制となり、チームワークという面では深化している。パフォーマンスの大きなカギを握るダンロップタイヤのスリックについては、今シーズンも着実に進化を続けており、それが快晴だった岡山での公式テストでのトップタイムへとつながった。今度は実際のレースで、その成果を明らかにしたいところだ。

本来であれば、富士での公式テストのデータから、今回のレースを予想したいところではある。しかし残念ながら雨、豪雨というコンディションだったので、今回のレースの予想に使える部分はない。
今回の富士は450km。今シーズンは450kmレースが5レースに増え、これまで一般的だった300kmレースが3レースへと減少し、逆転している。これはSUPER GTの方針でもある。昨年の富士2戦はいずれも450kmだったのだが、300kmとの大きな違いは距離が伸びることで給油とドライバー交代が2回必要となる。ピット作業にはリスクもあり、チーム力が問われる局面でもある。ピット作業で5秒ロスタイムが発生すると、それをコース上で取り戻すには0.5秒ずつ詰めたとしても10周を要することになる。そのリスクのあるシーンが、1度から2度になるわけだ。

また燃費の悪いマシンでは給油量も多くなってしまう。マシン毎に給油速度が設定されてはいるのだが、燃費が良ければ給油時間が短くなるだけでなく、給油タイミングを選択できる幅が広がり、レース戦略の選択肢も広がる。そして残念なことに、LEXUS RC F GT3は燃費の面では不利だ。
しかし長距離だからこそ、レースはいろいろな要素が発生する可能性が高い。そうしたシーンに上手く対応するには、新田守男選手と高木真一選手というゴールデンコンビの経験値が役立つに違いない。また超ベテランの2人をキッチリとコントロールする影山正彦チーム監督の存在も、大きな意味を持つ。
2023 AUTOBACS SUPER GT 第2戦は富士スピードウェイ(静岡県)で、5月3日(水・祝)に公式予選、5月4日(木・祝)に決勝レースが行われる。


(過去データ)
K-tunes Racing 富士大会 戦績

2022年 第2戦 FUJI GT 450km RACE

2022年5月3日(火)〜4日(水) 富士スピードウェイ
ドライバー 新田守男選手 / 高木真一選手
公式予選 Q1 A組1位 Q2 3位
決勝レース 6位 58Laps 優勝した#10に26秒623差

2022年 第4戦 FUJI GT 100Lap RACE

2021年8月6日(土)〜7日(日) 富士スピードウェイ
ドライバー 新田守男選手 / 高木真一選手
公式予選 Q1 B組6位 Q2 6位
決勝レース 5位 90Laps 優勝した#61に1Lap遅れ

2021年
第2戦公式予選13位決勝レース14位
第8戦公式予選19位決勝レース19位
2020年
第1戦公式予選8位決勝レース11位
第2戦公式予選26位決勝レース23位
第5戦公式予選7位決勝レース26位
第8戦公式予選4位決勝レース22位
2019年
第2戦公式予選12位決勝レース16位
第5戦公式予選25位決勝レース15位
2018年
第2戦公式予選18位決勝レース14位
第5戦公式予選17位決勝レース10位