2022 Rd.4 Preview後半戦初戦は今季2度目の富士での450km
予選の速さを決勝レースで発揮できるか??
第3戦鈴鹿から2カ月以上のインターバルを経て、SUPER GT 2022シーズンは第4戦富士を迎える。11月上旬の最終戦から翌年3月上旬の新シーズンの公式テストまでのシーズンオフが4カ月であることを考えると、かなり長めの休養である。
もちろんチームは休んでいる場合ではない。データを検証し、マシンを徹底的にケアし、セッティングを見直し、テストでチェックするケースもあっただろう。それだけに、前半3戦までイマイチ伸び悩んでいたチームや、息を潜めていたチームが急上昇する可能性もある。
K-tunes Racingは前半3戦、まずまずの成果を上げた。開幕戦こそ痛恨のクラッシュによってリタイヤ(記録上は27位完走扱い)となったものの、続く第2戦富士、第3戦鈴鹿では2戦連続入賞。しかも予選では2位、3位、3位と、一発の速さを身につけていることは明らか。このインターバルでレースペースを改善できる何かを手にしていれば、レースリザルトはさらに上昇することになるだろう。
第4戦富士は、通常の300kmレースの1.5倍、第2戦の450kmと同じ100Lapのレースとなっている。レースタイトルは第2戦が450km、今回の第4戦が100Lapと区別されているが、実際の距離は同じ。100LapはGT500の周回数なので、通常であればGT300ではおよそ93Lap前後となることが予想されている。その距離を2度のピット作業で走り切る。重量級のLEXUS RC F GT3ではタイヤ無交換といった戦略は取りにくく、また燃費の面からもピットタイミングを大胆に変化させることは難しい。つまりK-tunes Racingは正々堂々、真っ向からの直球勝負ということになる。
つまり距離が長いこともあって、軽量で燃費に優れたGTA-GT300マシン(GR86GTなど)やGT300MC(86MCなど)のほうが有利、というのが基本的な構成となる。
チームによってはドライバーを3人登録している場合もあるが、K-tunes Racingは新田守男選手と高木真一選手で不変。2人のレジェンドドライバーコンビが、その本領を発揮できるレース展開となるのか?
第2戦富士では、レースアクシデントによって、半分ほどの距離で終了となってしまった。予選での速さはあったものの、レースペースは少しずつ差が開き始めていった。昨シーズンと比較して、レースペースは確実に改善していることは間違いないが、さらにもう一歩!ライバルたちに近づくことができれば、良い結果が得られるはずだ。
96号車は第3戦まで、シリーズポイントは6.5。そのためポイント×3kgとなるサクセスウエイトは、20kgとなる。(小数点以下切り上げ) これは主なライバルたちよりは、少なめだ。
2022 AUTOBACS SUPER GT 第4戦は、静岡県富士スピードウェイで、8月6日(土)公式予選、8月7日(日)決勝レースが行われる。
(過去データ)
K-tunes Racing 富士大会 戦績
2022年 第2戦 FUJI GT 450km RACE
2022年5月3日(火)〜4日(水) 富士スピードウェイ
ドライバー 新田守男選手 / 高木真一選手
公式予選 Q1 A組1位 Q2 3位
決勝レース 6位 58Laps 優勝した#10に26秒623差
第2戦 | 公式予選 | 13位 | 決勝レース | 14位 |
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第8戦 | 公式予選 | 19位 | 決勝レース | 19位 |
第1戦 | 公式予選 | 8位 | 決勝レース | 11位 |
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第2戦 | 公式予選 | 26位 | 決勝レース | 23位 |
第5戦 | 公式予選 | 7位 | 決勝レース | 26位 |
第8戦 | 公式予選 | 4位 | 決勝レース | 22位 |
第2戦 | 公式予選 | 12位 | 決勝レース | 16位 |
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第5戦 | 公式予選 | 25位 | 決勝レース | 15位 |
第2戦 | 公式予選 | 18位 | 決勝レース | 14位 |
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第5戦 | 公式予選 | 17位 | 決勝レース | 10位 |