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2022 Rd.2 Preview初めての450kmレースで戦う第2戦富士
岡山での速さを富士で見せることができるか??

シーズン第2戦の舞台は、いつものようにゴールデンウィークの富士スピードウェイ。今年も5月3日(火)~4日(水)に開催される。最も多くの観客が集まることもあり、レースはさらにヒートアップしそうだ。

今回の大きなトピックスは、レース距離が通常の300kmではなく、450kmに設定されていることだ。周回数はGT500クラスで100周となる。SUPER GTではこれまでも鈴鹿1000km(2006~2008 2012~2017)といった長距離も存在し、富士スピードウェイでも500マイル=約800kmが2018年からスタートしていたが、コロナ禍によって中断。2021年の第2戦では500kmで開催された。今シーズンは、第2戦の富士、そして第4戦富士と、第5戦鈴鹿の3レースが、450kmで実施される予定だ。
この450kmという距離は、通常の1.5倍。ピットインによる給油は、通常の1回に対して2回が義務化されていて、3人目のドライバーが登録可能になっている。給油が2回ということで、そのタイミングを変化させることが可能で、チームは様々なレース戦略を立てることができる。ただしレースには流れもあり、アクシデントによってプランが霧散する可能性もある。

そしてレースに大きな影響が出そうなのは、タイヤだ。通常の300kmレースでは、レースウィークに持ち込めるドライタイヤの本数は7セットに制限されている。その7セットで土曜日の公式練習から、公式予選、そして決勝レースを走り切らなければならない。
今回はレース距離が1.5倍になったものの、ドライタイヤは7セットで変更ナシとなっている。SUPER GTの方針としては、環境対策へのスキームのひとつとしてタイヤのロングライフ化を盛り込んでおり、今回のレース距離1.5倍でもタイヤ本数は同じ、というのはそのファーストステップとなる。
ただし、前戦でダンロップタイヤが優勝していないので1セット上乗せされ、K-tunes Racingは8セットが使える、ということになった。

開幕戦でダメージを負った96号車 LEXUS RC F GT3は、わずか3週間しかない短いインターバルの間に、ほぼ完全に修復される予定だ。
とはいえ富士スピードウェイは元々、得意なコースではない。高速コーナーが少なく、逆に登りのタイトコーナーが続くセクター3でのハンデが大きい。これまでの苦戦は、K-tunes Racing フリークの皆さんは、ご存知のことだろう。何かのラッキーが起きない限り、上位入賞すら難しいのは事実だった。

ただし開幕戦で見せたダンロップタイヤのパフォーマンスや、超ベテランにも関わらず発展途上の若手に匹敵する速さを見せた高木真一選手。さらには、新田守男選手とのコンビネーションが450kmの長丁場でより一層活きてくる可能性もある。
多くの注目を集めた開幕戦で、予選2位という結果を出したことは、単なる話題のチームというだけではなく、高い競争力を持つことをアピールできた。その岡山での速さを、富士でも発揮してもらいたいところだ。
SUPER GT 開幕戦は、5月3日(火)に公式予選、5月4日(水)に決勝レースが、静岡県富士スピードウェイで行われる。


(過去データ)
K-tunes Racing 富士大会 戦績

2021年 第2戦 FUJI GT 500km RACE

2021年5月3日(月)~4日(火) 富士スピードウェイ
ドライバー 新田守男選手 / 平良響選手
公式予選 Q1 B組7位 Q2 13位
決勝レース 14位 102Laps 優勝した#60に対して1周遅れ

2021年 第8戦 FUJI GT 300km RACE

2021年11月27日(土)~28日(日) 富士スピードウェイ
ドライバー 新田守男選手 / 阪口晴南選手
公式予選 Q1 B組10位 → 予選19位
決勝レース 19位 60Laps 優勝した#60に対して1周遅れ

2020年第1戦公式予選8位決勝レース11位
第2戦26位23位
第5戦7位26位
第8戦4位22位
2019年第2戦公式予選12位決勝レース16位
第5戦25位15位
2018年第2戦公式予選18位決勝レース14位
第5戦17位10位