K-TUNES RACING

2020.8.22-23 鈴鹿サーキット3連覇のかかった相性の良いスズカ
歯車がかみ合わずに28位に終わる

2018年、2019年と2連覇してきた鈴鹿サーキット。コーナーが連続するようなコースはLEXUS RC F GT3のマシン特性とマッチしていて、K-tunes Racingにとって相性の良いサーキットである。それだけに、今シーズンの厳しい結果を一掃するような、期待感があった。

予選を前にした公式練習、タイムは13番手をマークした。その順位以上に、トップタイムの#55 ARTA NSX GT3に対して1秒054差という、比較的タイム差が小さいことがグッドニュースだった。やはり鈴鹿だと流れが違う。
そして予選Q1、阪口晴南選手が担当した。1分59秒093で、予選B組で5番手のタイムをマーク。トップタイムとわずか0秒182差で、見事Q2への進出を決めた。予選Q2は新田守男選手がアタックをしたが、12番手のタイムとなった。わずかなコンディションの差がタイムにも大きく影響してしまうのは、真夏の高い気温、強い日差しの影響もある。

この真夏の鈴鹿決戦、レースウィークは金曜日、土曜日、そして日曜日と、少しずつ暑さは和らいでいた。それでも決勝のスタート時、気温は32℃に達し、路面温度も49℃を記録していた。
その決勝レースもまたヒートアップし、スタート早々から荒れた展開になっていった。ダンロップコーナーでマシンが接触し、#30永井宏明選手がコースアウトしSTOP。オープニングラップからセーフティカーの登場となったのだ。

GT500とGT300のマシンが入り交じっていないタイミングだったので、5周目には早くも再スタート。新田守男選手は12位のポジションから、上位進出を狙う。ラップタイムは周囲のマシンと差はないが、オーバーテイクは簡単ではない。12位のまま、接近した状態でレースは進んでいく。

16周目、GT500のマシンがバックストレートでボンネットフードを脱落させ、2度目のセーフティカーへ。このタイミングが微妙で、ドライバー交代が可能な最小周回数が18周だったため、早めのドライバー交代を予定していたチームは、少し待たされることに。セーフティカーの間、レース中に義務づけられているドライバー交代はできない。

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2020.8.22-23 鈴鹿サーキット3連覇のかかった相性の良いスズカ
歯車がかみ合わずに28位に終わる

再スタートとなったのは21周目。K-tunes Racingはその再スタートのタイミングでピットレーンに向かい、ドライバー交代と、タイヤ交換&燃料補給のピット作業を行うことにした。しかし同時にピットレーンに入ったのはGT300クラスだけで10台以上。同じ戦略のチームは半数近かったのだ。

新田守男選手から阪口晴南選手へとバトンタッチしたが、しかしピット作業でタイムロスしてしまった。そのため、コース復帰した時には28位にまで、大きく順位を落とすことになってしまった。その時点ではコース上は29台だったので、最後尾の直前というポジションだ。
そこから他車のピットインもあり、阪口晴南選手は21位にポジションを戻したのだが、荒れた展開はまだ収まらない。26周目、#244久保凜太郎選手と接触した#21川端伸太朗選手がコースアウトしてストップ。3度目のセーフティカーとなる。そして32周目に再スタートが切られると、遅めのドライバー交代を計画していたチームが一斉にピットへ向かう。

全車がピットインを終え、96号車は17位となっていた。そこから阪口晴南選手はスパートしたいところだったが、前後のマシンとのギャップは小さく、オーバーテイクはリスクも大きかった。それでも上位陣の脱落も続き、39周目には13位へとポジションが上がっていた。
残りは10周前後。まだ入賞のチャンスはあった。しかし40周目のシケイン、GT500のマシンも混じった密集した集団の後方に居た阪口晴南選手は、アウト側から進入しようとラインを変えると、そこにはスローダウンした#5坂口夏月選手が。クラッシュを避けようとコースを外したが、グラベルではマシンのコントロールが難しくなり、スポンジバリアと接触。ボディはかすり傷が付いた程度だったが、リヤウイングが引っかかってしまい、大きく破損してしまった。

走行は可能だったので、そのまま1周してマシンをピットに入れ、修復を試みる。現状の確認、スペアパーツの準備、メカニックたちは最大限のスピードで望んだものの、マシンをコースに戻す前に、チェッカーフラッグとなってしまった。周回数は41に終わったものの、完走扱いとなり28位となった。
優勝したのは#11 GAINER TANAX GT-Rの平中克幸/安田裕信選手。K-tunes Racing と同じ、ダンロップタイヤユーザーだった。
開幕戦、第2戦が行われた富士スピードウェイとは異なり、相性のいい鈴鹿サーキットではライバルたちと同等のラップタイム、レースペースが可能だった。また走行データを手にすることで、さらなる競争力の進化が実現するに違いない。

2020 AUTOBACS SUPER GT 第4戦は、栃木県ツインリンクもてぎで、9月12日(土)~13日(日)に開催される。これまで通り無観客での開催となる。

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