K-TUNES RACING

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インタープロトシリーズ第7戦-第8戦 富士スピードウェイ 12月2日・3日

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オープニングラップで接触しマシンを損傷
参戦1年目は両クラスともに7位に終わる

K-Tunes Racingが挑む、インタープロトシリーズの第7戦・第8戦が、12月2・3日に開催された。今シーズン最後の戦いでの巻き返しに、期待がかかっていたジェントルマンクラスの末長選手だったが、左手の負傷によってエントリーを取り消すこととなった。長く患うようなものではないものの、大事をとるための決断だ。そのため、今大会はプロフェッショナルクラスの中山選手だけが出場することとなった。

金曜日に行われた専有走行では、トップからコンマ2秒遅れとなる1分45秒472を記して、3番手につけていた中山選手。この時よりも土曜日午前の予選は、ぐっと冷え込んだものの、その分エンジンを元気よく回すこととなった。フレッシュタイヤ装着の効果ともあいまって、計測3周目にはまず1分44秒536に入れて、まずは4番手に。
もちろん、中山選手のアタックは、これにて留まらず。「前にいたクルマのスリップストリームを使おうと思ったんですが、クルマが温まっていなかったからなのか、1周目のペースが遅くて着いていけなくて、さらに後ろからアタック中のクルマが近づいて来たので、譲ったからアタック開始は1周後にしましたが、最初のアタックで『こんな感じか』というのをつかめて。前回は全然気持ちいいアタックができなかったので、それに比べたら今回はクルマの100%を引き出せたと思います」と中山選手。
その渾身のアタックでマークしたのは、1分43秒936!「トップとはコンマ1秒ない差の2番手で、ちょっとのところでしたから悔しいですけど、それでも僕なりには、気持ちいいアタックができました」と、中山選手は満足そうだった。
今大会の特徴は、ポイントが通常のレースの1.5倍となることと、前大会の賞金がキャリーオーバーされて優勝すると、第7戦は50万円、第8戦に至っては120万円も獲得できることだ。賞金もさることながら、大量得点が可能ということは、中山選手にはまだまだランキング上位進出の、さらにはチャンピオン獲得の獲得が残されているということでもある。諦めの悪さには定評のある(!)中山選手のこと、最後まで粘って走ってくれるはず。しかも、フロントローからのスタートとあって、なおのこと。

土曜日までは上空に灰色の雲を浮かべていた富士スピードウェイながら、日曜日は一転して好天に恵まれた。まさに絶好のレース日和だ。8周で争われる、プロフェッショナルクラスの第7戦の決勝レースは、4台のCCS-Rクラスの車両を含む、16台のマシンがスターティンググリッドに並べられた。今回もグリッドウォークには多くの観客が詰め寄せ、今さらながらにインタープロトシリーズの高い人気を感じさせた。
1周のフォーメイションラップの後、切られたローリングスタートではポールシッターに遅れることなく、鋭いダッシュを決めていた中山選手だったが、1コーナーへの進入でまさかの事態が……。ブレーキミスでコントロールを失った山下健太選手が、ターンイン中の中山選手と激突。山下選手は順位こそ落としたものの、そのまま走り続けられたのに対し、中山選手はタイヤと足回りにダメージを負ってしまい、ピットでリタイアとなってしまったのだ。

しかし、諦めの悪さは中山選手より、チームの方が明らかに上回っていた。即座にマシンの修復を行い、20分ほどで走行可能な状態としていたのだ。10周で争われる第8戦決勝レースは、ピットスタートとなったものの、中山選手はレースを開始する。しかし結論から言えばインタープロトの最後尾、8位という結果となった。しかし、5周目にはファステストラップとなる1分45秒210をマークし、大いに意地を見せることとなった。
ポイント加算が許されなかったため、最終的な中山選手のシリーズランキングは7位。ちなみに今大会の出場はかなわなかった末長選手もジェントルマンGクラスの7位とあって、ともに不完全燃焼のままシーズンを終えることとなった。だが、インタープロトシリーズへのチャレンジは今シーズンからとあって、苦労の中でも得られたデータ、収穫は少なからずあったのは事実。それを大いに活かすべく、来たるシーズンでの巻き返しを末長選手、中山選手ともに誓っていた。

コメント

<中山雄一選手>
今回はクルマの調子も良くて、セッティングも決まって、予選では今シーズン一番いい走りができました。が、決勝ではスタート直後に全然止まりきれない速度でターンインしたクルマが僕のクルマに当たって、タイヤにも足回りにもダメージを負ってしまって……。ただチームが一生懸命クルマを直してくれて、レース2までに間に合わせてくれて、ファステストラップを記録することができました。チームの皆さんにはすごく感謝しています。

第7戦 公式記録1 第8戦 公式記録