K-TUNES RACING

2022 Rd.3 Preview表彰台を狙え!相性の良い鈴鹿大会
今シーズンの真価が問われる第3戦

今シーズンの前半戦を締めくくるのは第3戦鈴鹿。第4戦は8月の開催となり、2カ月以上のインターバルがある。鈴鹿サーキットは、LEXUS RC F GT3にとって過去2勝を挙げてきた、相性の良いサーキットだ。

K-tunes Racingは今シーズン、決勝レースでもペースダウンはライバルと差は小さく、レースでも大きくポジションを落とすことはなくなった。予選一発の速さは、昨シーズンから見ることができたが、その予選の速さはそのままに、決勝レースでのパフォーマンスを向上させることができた。これにはダンロップタイヤの進化が、大きく貢献している。
ただし、開幕戦は自らのクラッシュ、第2戦は他車のクラッシュによってレースは時間切れ終了となり、最後まで走り切ることができなかった。つまり、その成果を十分な結果として残すことはできていない。
それだけに鈴鹿大会は、好成績に期待が高まる。

96号車は第2戦で6位入賞を果たしたが、レースの周回数が75%に満たなかったため、ハーフポイントとなり、獲得したのは2.5ポイント。そのためサクセスウエイトは8kg(2.5×3=7.5だが小数点以下は切り上げ)となっている。ウエイトとしては少なめであり、大きな影響は出ないだろう。
RC F GT3が鈴鹿サーキットを得意とするのは、マシンの有利な特性がコーナリングだからだ。それは同時に細かなマシンのセットアップが要求されることにつながるが、今シーズンのK-tunes Racingにとっては難しいことではない。ベテラン高木真一選手の加入によって、セットアップのための時間的な効率も、セットアップ自体の精度も、高いレベルにあるからだ。若手ドライバーのエキサイティングな走りも魅力だが、チームのポテンシャルそのものは、今シーズンが最も高いことは間違いない。

毎年のことではあるが、K-tunes Racingは新シーズンを迎えると同時に、チームメンバーの入れ換えも行われる。そのためシーズンイン当初は何か落ち着かないのが恒例となっている。だがそれも3戦目、チームは仕上がってきている。
得意なコースだからこそ、結果が欲しい。若手ドライバーのような鋭い速さを見せる高木真一選手と、彼のK-tunes Racing加入によって改めて刺激を受けた新田守男選手。レジェンドながら、最強のコンビが鈴鹿サーキットで活躍する姿に注目して欲しい。


(過去データ)
K-tunes Racing 鈴鹿大会 戦績

2021年 第3戦 SUZUKA 300km RACE

2021年8月21日(土)〜22日(日) 鈴鹿サーキット
ドライバー 新田守男選手 / 小高一斗選手
公式予選 Q1 ノータイム → 予選29位
決勝レース 17位 48Laps 優勝した#244に対して1周遅れ

2020年
第3戦公式予選12位決勝レース28位
第6戦1位5位
2019年
第3戦公式予選2位決勝レース優勝
2018年
第3戦公式予選1位決勝レース優勝