K-TUNES RACING

2021 Rd.6 Preview阪口晴南、ついに復帰!
GT500で磨いた走りに期待

ビッグニュース! SUPER GT 第6戦オートポリスで、阪口晴南選手は今シーズン初めて、96号車のステアリングに握り、レースに参戦することになった。やっと本来の新田守男選手+阪口晴南選手というコンビネーションが実現することになるのだ。

実際には開幕戦よりも前、3月の公式テストからK-tunes Racingのピットに阪口晴南選手の姿は無かった。シーズンオフの段階でビザが降りず、日本へ渡航できない外国人選手が明らかとなり、その空席を埋めるために阪口晴南選手は名門トムスの37号車、GT500クラスのGRスープラに乗ることになったのだ。
そのGT500の開幕戦、いきなりポールポジションを獲得してみせると、3位表彰台に立っみせた。ドライバーとしてGT500で十分に競争力があることを証明してみせた。ただ今回のオートポリス大会、外国人選手が日本へと渡航可能になり、K-tunes Racingに復帰することになったのだ。

阪口晴南選手は今シーズン、現実としてLEXUS RC F GT3をドライブしていない。ただしGT500でシーズンを戦ってきており、大きな問題はないだろう。
新田守男選手は「今シーズンは一度も乗ってないけど、2シーズン走ってきているし、GT500とは感覚が違うとは思うけど、すぐにアジャストすることができるでしょうね。そこは全然問題ないと思いますね。GT500でもしっかり活躍してきたし、K-tunes Racingとしては今シーズン積み上げてきたデータで進化した部分もあるので、残り3戦、しっかり結果を残したいですね。代役を担ってくれた平良響選手や小高一斗選手への感謝の意味も含めて、ね」と語ってくれた。

今シーズン第6戦となるオートポリス大会、10月23日(土)〜24日(日)に開催される。K-tunes Racingとしては2018年、予選10位からスタートし、見事優勝している。2019年はレース終盤に雨が降る難しいコンディションだったが、それでも5位を獲得。(2020年は開催されていない)結果を見れば相性の良いサーキットといえそうだ。
自然の地形を活かしたアップダウンの大きなコースレイアウトは、パワーがあるマシンよりも、優れたハンドリングのマシンにアドバンテージがあるようだ。実は2019年に優勝しているのもRC F GT3であり、2017年はマザーシャーシの86が優勝している。いずれもパワー自慢のマシンではない。

そして今シーズンの最後の2戦は、ツインリンクもてぎと富士スピードウェイという、いずれも苦手としているコースとなる。K-tunes Racingにとっては、今回のオートポリス大会で良い結果を残すことが、今シーズンの成績を大きく左右することになる。
復帰する阪口晴南選手がK-tunes Racingにどのような風を吹き込むのか? オートポリスで注目されるチームのひとつになるのは、間違いなさそうだ。