K-TUNES RACING

2021 Rd.2 Preview公式テストで2番手タイムだった富士
苦手意識を払拭するレースに期待

ゴールデンウィークといえば、モータースポーツファンにとって、SUPER GTの富士スピードウェイ500kmが恒例。今年は例年通りに開催されることになった。

他の大会では300kmが一般的なレースディスタンスだが、シーズン唯一500kmという長丁場に設定されているのが大きな特徴。チームによっては、通常の2人のドライバーに加え、第3ドライバーをエントリーリストに加えているケースもある。
第2戦もまた、#96 K-tunes RC F GT3をドライブするのは新田守男選手と平良響選手ということになった。阪口晴南選手は今回もまたGT500クラスの#37 KeePer TOM'S GR Supra GT500をドライブする。
その代役である平良響選手だが、すでに今シーズンの公式テストからチームに参加しており、すっかり馴染んでいる。7位を勝ち取った予選Q2での走り、新田守男選手からバトンを受け取り安定した走りで6位でチェッカーフラッグを受けた決勝。ルーキーとは思えない落ち着いた走りに、チームの信頼も高まっている。

K-tunes Racingは開幕戦で6位入賞という幸先の良いのスタートを決めた。さらに、3月末に富士スピードウェイで行われた公式テストでも好タイムをマークしていることもあり、苦手意識を払拭する絶好のチャンスだ。
公式テストでの2番手タイムという速さは、予選を上位でクリアできる可能性を示している。問題は決勝レース、長丁場の中で、タイヤをどのように選択し、性能低下を防ぐことができるか?ということになる。少なくとも2回のドライバー交代が必要であり、チームはどのような戦略でレースを進めていくのか?
そこにはダンロップタイヤへの知見が重要になってくるに違いない。
シリーズポイント×3kgが課せられるサクセスウエイト(昨年までのウエイトハンデ)は、開幕戦で5ポイントを獲得したことで15kgとなる。あまり大きな重量ハンデではない。

新しいマシンも好調のようで、マシンの速さは問題なさそう。ドライバーの力は十分。これまで苦手としてきた富士スピードウェイだが、そのイメージを一気に払拭するような走りを期待しよう。