K-TUNES RACING

GR 86/BRZレースラウンド4 岡山国際サーキット 7月2日

ケイチューンズ第4戦ktunes ケイチューンズ第4戦ktunes ケイチューンズ第4戦ktunes ケイチューンズ第4戦ktunes ケイチューンズ第4戦ktunes ケイチューンズ第4戦ktunes ケイチューンズ第4戦ktunes

地元岡山で見事な予選3位を獲得
決勝では表彰台に届かず4位に

地元開催というのは期待と声援の大きさが待ち受けるが、同時に大きなプレッシャーにさらされることになる。シリーズ第4戦、岡山トヨペットにとっての地元である岡山国際サーキットを迎えることになった。当然、K-Tunes Racingにとってのホームコースでもある。しかも昨年は、ファイナルラップでの逆転優勝という、劇的なレースを見せている。
少しずつ歯車が回り始めてきたK-Tunes Racingと#906新田守男選手が、どのような成果を出すことができるのか?? 前戦で初のシリーズポイントをゲットしたこともあり、「最低でもポイント圏内でゴールして欲しい」という空気が漂っていた。
しかし土曜日、予選前日の専有走行では12番手、トップタイムから1秒落ちという結果となった。予選で1秒差があると、それは20番手近くになってしまう。オーバーテイクポイントの少ない岡山国際サーキットでは、そこから10位以内に上がるのはかなり辛くなってしまう。

スーパーGTの合同テストが鈴鹿サーキットで、金曜日・土曜日とあった影響で、プロフェッショナルシリーズの予選は日曜日の朝、決勝レースは午後というワンデーレースの形となった。そのため予選前には岡山トヨペットの100名近いサポーターが集結、その活躍に注目が集まった。
梅雨、そして山間部に位置することもあって、岡山国際サーキットの天候の変化は予想がつきにくい。金曜日も土曜日も天気予報は見事に外れてしまっていた。予選は、まるで真夏のような強い日差しの元で行われた。路面温度も40℃を超えてしまい、決勝レースを同じタイヤで走ることを考えるとアタックラップは1周のみというドライバーがほとんどだった。
真っ先にタイムアタックに入ったのは岡山出身のドライバー、#47蒲生尚弥選手で1分51秒319。やや遅れてアタックした新田守男選手は1分51秒451。わずかに届かない。最終的に2人の間に#1佐々木雅弘選手が割って入ったものの、新田守男選手は堂々の予選3位を獲得した。今シーズン、最も優れた予選を地元で勝ち取ることができた。
ポイント圏内どころか、表彰台も現実的な目標となるポジションで、スタートを迎えることになったわけだ。

プロフェッショナルシリーズの2時間前に開催されたクラブマンシリーズの決勝レース。レース後半に大粒の雨が降り出し、一気に路面を濡らしていった。不安定な天気は、真夏のような予選とは全く別のコンディションを視野に入れる必要があった。
そしてコースイン直前、雲行きが怪しくなっていた。雨であればマシンのセットアップを変更しなければならない。チームとドライバーは判断を迫られていた。
決勝レースがスタートする頃になると、空は曇ってはいるものの、雨を感じさせるものではなくなっていた。雨のセットアップを選択した場合、タイムの落ちが大きくなり、当然競争力を失う。
レースは予選2位の佐々木雅弘選手が、スタート直後の1コーナーでトップに立ち、そのままリードを拡げて優勝を果たした。新田守男選手は3位でレースを戦っていたもののタイムが悪く、後続のマシンのほうがペースが速かった。雨を視野に入れたセットアップをしていたためだ。結果、6周目に2台のマシンに立て続けにオーバーテイクを許し、5位へ。
その後は単独走行となり、チェッカーフラッグを受けた。ただしレース後、上位選手にペナルティがあり順位が降格、新田守男選手は繰り上がって4位という正式結果になった。
手が届きそうだった表彰台は逃してしまったものの、K-Tunes Racingと新田守男選手に十分に戦える速さがあることを証明することはできた。
次戦は7月29日(土)〜30日(日)、北海道の十勝スピードウェイで行われる2連戦。どんな結果を出してくれるだろうか??

コメント

<新田守男選手>
ここまでの3戦を考えると、メチャメチャ良くなってますよね。やっとブリヂストンタイヤのオイシイ所をしっかり使えるようになった、というのが大きいですよね。ただタイヤの内圧は、雨を考えた高めでレースに望んだので、レースペースは辛くなってしまいましたが…。たまたま雨が降らなかったわけですが、雨が降っていたら全然違ったでしょうね。今回のレースはチームにとっても、大きな自信になったと思います。

<末長一範代表>
予選で、100人近いサポーターが詰めかけたプレッシャーの高い中で、3位という素晴らしい結果を出せたのは凄いな、と。さすがはベテラン、新田守男選手だな、と思いました。決勝レースは天気が微妙で、それに影響された部分があって、順位を落してしまいました。ただ原因はハッキリしているので、次へと繋がる結果が残せたと言っていいと思います。予選で速さを出せたので、次のレースでは、決勝でも良いタイムを出して欲しいですね。

公式記録