K-TUNES RACING

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2019.3.30-31 公式テスト開幕へ向け数多くのテストを実施

開幕を2週間後に控えたシーズンイン目前、K-tunes Racingは3月30日(土)~31日(日)静岡県・富士スピードウェイで開催された2度目のSUPER GT公式テストへ参加しました。

そろそろ4月になろうかというのに、強い風と低い気温で、予想以上に肌寒い天候。当然路面温度も低く、テストで重要なタイヤの性能チェックと、それに大きく影響を受けるマシンのセットアップが難しくなってしまう状況となりました。
しかしK-tunes Racingの士気は高い。前回の岡山での公式テストでは苦手とするコースであっても好タイムをマークし、また新規参入した若手・阪口晴南選手が走れば走るだけ着実な成長を見せています。そして、なにより富士スピードウェイは、第2戦と第5戦の2レースが開催されるステージでもあり、この公式テストが重要であることは間違いありません。

1日目、午前中はあまりに路面温度が低く、まず新田守男選手が乗り込みマシンのチェックをした後、阪口晴南選手へバトンタッチし、基本的にマシンとコースの習熟へと費やされました。
路面温度が上がってきた午後には、2人のドライバーが交代で、マシンのセットアップやタイヤのテストを実施しました。先に新田守男選手が1分37秒904をマークしGT300クラスのトップに立つと、阪口晴南選手がそれを上回る1分36秒919を出しました。最後の最後で2台のマシンにわずかに先行を許したものの、3番手タイムを記録しました。LEXUS RC F GT3にとっては苦手なコースでありながら、この好タイムを記録できたことは期待が膨らみます。

2日目は、さらにマシンのセットアップを進めながら、レース同等の距離を走るロングランを実施しました。そのため記録されたラップタイムは上位ではありませんでしたが、レースに向けてのさまざまなデータを収集することができました。
また、レースで勝敗を左右するほどの大きな要素であるドライバー交代を、繰り返して練習しました。もちろんベテラン新田守男選手にとっては何の苦労もない場面ですが、これまでドライバー交代を経験したことがない阪口晴南選手にとっては、未知の領域です。交代するドライバーは、必要な操作をしてからマシンを降り、乗り込むドライバーのシートベルト装着などをアシストすることになります。その一連の動作が、どうも素早く完了できず、チームはテスト終了してからも、ピットロードで何度も繰り返し練習していました。

いよいよ開幕戦までに残すところ2週間。昨年に引き続き、岡山トヨペットは全店を休業し、社員全員で地元・岡山国際サーキットで応援します。2度目の開幕戦をどう戦うのか?K-tunes Racingに注目してください。

コメント

  • 影山正彦
    Team Director影山正彦

    初日は順当にセットアップも進んで、ベストタイムも満足できるレベルに届いたと思います。2日目はセットアップを大きく変化させてみて、方向性をガラッと変えてみました。いろいろとデータを確認することができて、ベストタイムは出せませんでしたけど、タイヤとマシンのセットアップの方向性は見えたと思います。いよいよ開幕戦ですが、応援よろしくお願いします。

  • 新田守男
    Driver新田守男

    マシンが富士スピードウェイを不得意な部分を、改善できるようなモノをいくつか試したんですが、まだちょっとパフォーマンスが足りないですね。2日間でセットアップは進めることができたんですが、富士は2戦あるので、コレだッていのうが欲しかったですね。開幕戦はまた状況が違うので、チームの地元でもありますから、いいレースがしたいですね。

  • 阪口晴南
    Driver阪口晴南

    今回のテストでは、ニュータイヤを試すこともできたし、29周のロングも経験することができました。前回の岡山と合わせて2回のテストで、いろいろなことを学ぶことができました。同時に課題もいろいろ見えてきているので、開幕戦までにはひとつずつ対策していきたいと思います。具体的にはドライバー交代ですね。頭の中でシミュレーションしているんですが、それ通りにはいかないんですよ。

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