K-TUNES RACING

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Inter Proto 2018 Series Race Rd.5 オカヤマチャレンジカップレース 第5戦 岡山国際サーキット

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1年ぶりのN1-86ながら、
激走見せた2H耐久
末長/新田組が2位を獲得し、
表彰台獲得!

岡山トヨペットとGR Garage 倉敷を母体とするK-tunes Racingが挑むカテゴリーのひとつ、岡山国際サーキットが舞台のOKAYAMAチャレンジカップレースのN1-86レースの第4戦が、10月14日に開催された。「GR Garage 倉敷」をドライブする、チームオーナーでもある末長一範選手は、2014年、そして昨年と二度のチャンピオンに輝くも、今シーズンはこれが初出場。しかし、併せて挑むインタープロトシリーズではルーキーながら、すでに表彰台に上がっているだけに、より高まったスキルを遺憾なく発揮してくれることが期待された。なお、今回は2H耐久としての開催で、新田守男選手と組んでの参戦となる。

ゼッケンだけが目立つ純白のボディからも明らかなとおり、できたばかりのマシンは、土曜日朝の練習でクラッチにトラブルを抱えたものの、幸い修復なって、日曜日の予選に挑むこととなった。今回、N1-86には6台が参加したが、そのうち4台が現役GTドライバーを擁する豪華布陣。相手に不足はまったくない。
秋晴れのさわやかなコンディションの下、最初に「GR Garage 倉敷」をドライブした新田選手は、さっそくアタックを開始し、早々と1分46秒台を連発。そして1分46秒639をベストタイムとしたところで、末長選手とバトンタッチした。残る計測時間をフルに使った末長選手は、周回を重ねるごとタイムを縮めていって、ついに1分50秒581をマークするまでに。それでも飽き足らず、いったんクールダウンを挟んで、さらにアタックを重ねていくが、タイヤはピークを過ぎており、タイムアップは許されなかった。
その結果、決勝レースには総合3番手、N1-86クラスでは2番手の好位置からスタートを切ることになった。

「新田選手がいいポジションを取ってくれたので、僕は安心して予選を走ることができました。新しく仕立てたクルマは、やはり違いますね。セッティングもいいし、決勝も安定して走れそうです。」(末長選手)
「フィーリングは悪くなくて、実際にやろうと思っていた設定どおりではなかったけれど、良かったです。決勝は速い人がいっぱいいるから、末長選手とふたりで頑張って、いかに平均値を上げていくかっていうレースになるので、ミスしないよう頑張ります。」(新田選手)

決勝レースのスタート担当は新田選手。クリアスタートが切られたものの、軽量ボディを活かしてVITA勢がオープニングラップのうちに、するすると順位を上げてN1-86勢の前に出ることに。そんな半ば混乱にも似た状態に乗じ、新田選手は総合では予選と同じ3番手ながら、クラストップに浮上することになった。しかし、2番手には「P.MU RACING CLUB 86」の中山雄一選手が着けてピタリと離れず。新田選手とはスーパーGTのチームメイトとあって、お互い手の内を知り尽くした仲。緊張感の満ちたバトルがしばらくの間続いた。
後続を大きく引き離し、ふたりで激しくトップ争いを繰り広げる間に、2回もセーフティカーが入ったのは、少なからぬ誤算だった。最初のSCランではバックマーカーを挟んだことで、マージンを築くこともできたのだが、次のSCランで一気に吐き出すこととなったからだ。31周目、ほぼ1時間を経過したところで、末長選手とバトンタッチ。「P.MU RACING CLUB 86」と同一周回で、「GR Garage 倉敷」は先にピットを離れるも、間もなく先行を許したのはやむを得まい。
SCランとうまくタイミングを合わせられたVITA勢の多くに先行を許し、総合では大きく順位を落としてしまった末長選手ながら、その後もクラス2番手はしっかりキープ。バックマーカーをかき分け走行しながら、このレースウィーク自己ベストとなる1分50秒359をマークし、後続車両を大きく引き離す。そして、チェッカーまで残り20分間となろうというタイミングの47周目に、再び新田選手が「GR Garage倉敷」に乗り込むこととなった。
時に1分47秒台のハイペースを記した新田選手だったが、すでにトップは大きく逃げており、激しく追い上げようにも著しくペースの異なるバックマーカーに行く手を阻まれることも多く、ままならず。それでも3番手には大差をつけてフィニッシュ。久々のN1-86レースではあったものの、2位表彰台に上がることとなった。

コメント

<末長一範選手>
久しぶりのN1-86で、ほぼ1年ぶりですかね。新田選手がリードを作ってくれたけど、SCが2回も入ったというのは、ちょっと運が足りなかったですね。少しミスもあったけど、いいペースで走れたし、完走できて、表彰台にも乗れたというのは、ひとつの成果じゃないですか。この感触を今後につなぎたいですね。

<新田守男選手>
バックマーカーを処理していくタイミングで差が少し開いて、ちょっと安心したところでSCが入って、再スタートしたら間に挟んだVITAが全然ペース上げないから、雄一との差が一気に開いて。ラッキーと思って走っていたら、次のSCで今度はビタビタにくっついてきて!まぁ、しょうがないね。末長選手がすごくいいペースで走ってくれたから、また次回、期待できそうです。